今回のインタビュー職員:保谷苑 青木一恭苑長
インタビューアー:居宅介護支援事業所 皆川直子課長、神木佳美副主任
青木苑長略歴
埼玉県出身、在住。
高校時代に福祉業界に興味を持ち、日本福祉大学へ進学。
東京の児童養護施設で約4年、神奈川県の特別養護老人ホームで約4年介護職を経験し、その後相談主任として保谷苑へ入職。
介護保険の開始時に介護職として現場の業務改善や、管理職として在宅部門の立て直しに尽力。谷戸高齢者在宅サービスセンター、高齢者センターきららの受託時は副苑長として奔走。令和4年11月に保谷苑苑長に就任。
Q.苑長に就任して約1年半経ちますがいかがでしょうか?
A.経営状況も予断を許さない中での就任で、苑長として運営上のトップとしてこれまでの役職からはさらに重い責任を感じ、決して「面白い」とは言えません(笑)
ただ、今まで保谷苑に育ててもらい生活を支えてもらったという思いが強く、恩返しをしていければいいなと思う。残りの定年までの間、経営を立て直すという事と、亡くなった前理事長の理念や思いを後世に伝えていくことが私の任務だし宿命だと感じている。
Q.今後の保谷苑についてどのようにお考えですか?
従業員の高齢化が著しいですが、逆に言えば離職率が低くて働きやすい職場でもあります。しかし、やはり世代交代を進めなければなりません。私の苑長就任時にはまずその仕組みを明確にすることから始めました。そこからは若い人達に任せるというスタンスです。そのための仕組み作りや環境整備を進めています。これから保谷苑はどんどん変わっていくと思いますが、若者の育成に力を入れて法人の若返りを図りたいと考えています。同時に高齢の職員がどのように今後も活躍していけるかも考えていかないと。多様な働き方ができれば理想ですね。
Q.保谷苑の魅力をアピールするなら?
A.金銭面だとやはり他業種に比べてこの業界は世間で言われている通り少ないかもしれない。ただ、この業種、人間相手の仕事に対して魅力を感じている人も一定数はいると思うし、そういう人達には保谷苑を見つけてほしい。こちらからも従来通りのやり方でなく、職員と一緒に新しいアクションを起こせたらいいと思っている。SNS等を利用して間口を広げ、いろんな人たちが自分の可能性を試せる、そんな職場を目指しています。
我こそは、と思う人はぜひ門をたたいてくれれば。
青木苑長ありがとうございました!
左から皆川課長、神木副主任、青木苑長